小規模銀行向け勘定系ソリューション
Abstract
小規模銀行では、勘定系システムをアップグレードする可能性が最も高そうです。
勘定系システムは銀行業務の心臓です。全ての取引は勘定系システムを経由して処理されることから、営業時間中は常時稼動し、処理可能な状態にあることが最低限求められます。このようなシステムは、インターネット・バンキングやグローバル・オペレーション、そしてATM、インターネット、電話、さらにデビットカードなどを通じたリアルタイム取引に対応するため、24時間365日稼動する傾向がますます強まっています。セレントは最新レポート「小規模銀行向け勘定系ソリューション」で、勘定系システムの改良を検討している小規模銀行が入手可能な一連のソリューションを比較しています。
「このセグメントは、最も市場が多様化しています。30年前に開発されたCOBOLベースのメインフレームソリューションと、最新の第4世代言語(4GL)やWindows/Unixをベースとするシステムが競合していることにはお気付きでしょう」と述べるのは、セレント銀行プラクティスのシニアアナリストで本レポートの執筆者であるバート・ナーターです。「この分野のベンダーは、勘定系システムを採用する銀行にとっては真のパートナーです。小規模銀行はシステム関連ニーズのほとんど全ての対応を、ベンダーに頼っています。」
本レポートは、勘定系ソリューションをテーマにしたシリーズの第4編です。第1編「懸念要因の克服:銀行勘定系システムのマイグレーション」(2006年4月発行)では、勘定系ソリューションの市場概要と北米銀行のケーススタディを紹介しました。以降のレポートは、第2編「大手銀行の勘定系ソリューション」(2006年5月発行)、第3編「中規模銀行向けグローバル勘定系ソリューション」(2006年7月発行)です。
今後は、「銀行勘定系ソリューションとコアバンキング:米国市場の展望」、「コアバンキング:グローバル展望」、「融資系システム」といったレポートを発行していく予定です。
本レポートは14図と27表を含む全66ページで構成されています。