レガシーシステム現代化戦略への指針
2015/04/14
Abstract
保険会社による最大のIT投資のうちの1つは、レガシーシステムの現代化でしょう。保険会社は、そのための最適な戦略をどのように選んでいるのでしょうか。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | レガシーシステムの現代化はどのような成果をもたらすか? |
2 |
レガシーシステムの現代化に向けた4つの基本戦略とは? |
3 | レガシーシステム現代化の戦略をどのように選択するか? |
本レポートでは、レガシーシステム現代化の4つの基本戦略として、以下を挙げています。
- 市販のパッケージ製品と置換する。
- 一からプログラムし直したシステムと置換する。
- ルール、BPM、文書管理、ポータルなどを使ってシステムのラッピングおよび拡張を行う。
- 継続的な機能向上:年次計画に基づいて機能を向上させる。
また、保険会社が戦略を選ぶ際のファーストステップとして答えを出すべき質問をフローチャート(イエス・ノー方式)にして示しています。
「より分析的な方法もあります。すなわち、自社のシステムが抱える欠点と利点の種類およびレベルを把握し、フローチャートの質問に答えた上で、他の戦略の選択肢をより詳細に分析する方法です」とセレント保険グループのリサーチディレクターでレポートを執筆したドナルド・ライトは述べています。