2012年ソルベンシーII対応システムのITベンダー
2012 Edition
Abstract
保険会社はここ2年間、ソルベンシーⅡの遵守に向けた準備を進めてきました。しかし、新規制の全ての項目に対応するために必要なテクノロジーをどうするか、なお決めかねているケースもみられます。
セレントの最新レポート「2012年 ソルベンシーⅡ対応システムのベンダー」は、保険会社が自社の既存のIT環境で欠けているシステムは何か、それをどのように補うか、それに最適なベンダーはどこか、といった重要課題を解決する際の指針を示しています。また、こうしたシステムを手がけるベンダーについて詳しく紹介しています。取り上げたベンダーはAon Benfiel、BearingPoint、Effisoft、IBM、Intuitive Collaboration GmbH、Kalido、Kamakura Corporation、Moody’s Analytics、オラクル、SAP AG、SAS Institute、SolveXia Pty Ltd、サンガード、Wipro Ltd、Wolkers Kluwer Financial Servicesです。
「欧州の保険会社への取材を通じてわかったことは、ソルベンシーⅡに対応可能なシステムを整備するにあたって、組織全体のソリューションアプローチとベストオブブリードのソリューションのいずれを優先させるべきか、難しい選択を迫られているということです。保険会社がコンポーネントかソルベンシーⅡ対応ソリューションか、を選択判断する際、ベンダーは規制の変更への対応という観点から有効なアドバイスを提供できるはずです」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
レポートでは、ソルベンシーⅡの行程表に関する最新情報と導入状況について簡単に説明しています。また、保険会社が抱える主な疑問点を検証しています。最後に、ITベンダー15社が手がけるソルベンシーⅡ対応ソリューションの特性を紹介しています。