2014年 北米保険業界のソフトウェア導入動向:損保
2014/07/10
マイク・フィッツジェラルド
Abstract
北米損保業界におけるソフトウェア導入件数は基幹システムへの投資拡大に伴い増加しています。
「2014年 北米保険業界のソフトウェア導入動向:損保」では、北米地域に参入しているソフトウェアベンダーから入手した契約データを分析しています。2012年および2013年の契約はカテゴリーは様々であるものの、全体としては保険ソフトウェアへの投資は増加しています。2013年の取引は2012年よりも増加し、過去2年間の結果を同様に比較すると、ほとんどのベンダーの取引量が2ケタの伸びを示しています。
本レポートは、ソフトウェアの導入動向を、保険会社の規模、取引の種類、システムのカテゴリー(コアプロセッシング、販売、インフラおよび財務、文書/コンテンツ管理)、およびより細かなカテゴリーに分類し分析しています。過去のデータに照らし合わせ長期的傾向を予測し、カテゴリーごとに優れたベンダーを特定しています。また、保険業界での成功の指標となるセレント・トラクション指標においてベンダーを評価しています。
「基幹システムへの投資の増加は明らかに契約データから読み取れ、保険会社が引き受け、請求、およびビリング能力の向上を目指していることがわかります」と、セレントの保険グループのシニアアナリストであり本レポートの共同著者であるマイク・フィッツジェラルドは述べています。
「契約件数は44%増加しています。過去のレポートでも取り上げたベテランベンダーは、既存顧客にに対して新商品を効果的に販売しており、新規顧客の獲得にも成功しています」と、セレントの保険グループのアナリストであり本レポートの共同著者である カレン・モンクスは述べています。