2016年 北米損害保険会社のCIO調査:プレッシャーとプラクティス
2016/01/22
Abstract
セレントは毎年年末に、保険会社のCIOを対象に今後1年間にどのようなプレッシャーに直面するとみられるか、ま たどのような優先課題を掲げているか調査していますが、本レポートではIT予算、プロジェクトの計画、個別のアプリケーション、デジタルなど8つのテーマ について調査結果をまとめています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | CIOによる2016年の計画策定に影響を及ぼすビジネス上の目標とは? |
2 |
CIOは2016に主にどのようなプロジェクトを計画しているか? |
3 | 2016年は保険会社のIT予算にどのような変化があるか? |
今回のレポートではCIO調査の結果と共に、以下の観点から考察しています。
- ビジネス目標がIT計画に及ぼす影響
- 主なITイニシアチブの進捗状況
- アプリケーションのリプレース/メンテナンス計画
- 計上元受保険料(DPW)に占めるIT予算の割合
- IT予算の前年比増減率
- 全IT予算に占める研究開発費(R&D))の割合
- デジタル化計画
- インクリメンタル(漸進的) vs. ディスラプティブ(破壊的)イノベーション
「CIOが2016年に向けて明るい見通しを示すなか、業務部門の幹部はITの優先課題として業務プロセスの最適化、業務拡大、保守管理を挙げています。最優先のITプロジェクトには、コアシステムの近代化が挙げられています。また、資金源については『十分なレベル』とする回答が多数を占めています。ただ、確保できる資金が横ばい、または減少するとの見通しを示すCIOもありました」とセレント北米損害保険プラクティスのディレクターでレポートを共同執筆したドナルド・ライトは述べています。