中南米における保険モバイルアプリケーション:損保編
2013/12/20
Abstract
中南米では、モバイル機器の使用が急速に普及しています。本レポートでは、中南米の損害保険会社が顧客向けに提供しているモバイルアプリケーションの利用状況と機能の概要について分析しています。
セレントは、中南米の保険会社169社を対象にモバイルアプリケーションの提供の有無を、域内20カ国に拠点を置く大手保険会社10社については詳細に調査し、モバイルアプリケーションが、利便性と価値を提供しつつ、保険会社と顧客の関係強化にどう役立てるかを探りました。
「保険会社にとっては販売、保険金請求、回収などの中核業務をよりシームレスに統合するチャンスです。保険会社は業務統合を通じて効率化と顧客経験の改善を実現し、主な業績指標である成長率、利益率および顧客維持率の向上をめざすべきでしょう」とセレント保険グループのアナリストでレポートを共同執筆したルイス・チパナは述べています。
「今後、簡単な保険取引には利便性とスピードで勝るスマートフォンが利用されることになるでしょう。保険会社はスマートフォン向けサービスの提供を開始しており、顧客経験の改善やデジタル化の流れの中で、機能はさらに高度化するでしょう」とシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるホアン・マツィーニ はコメントしています。
レポートは、中南米の損害保険業界におけるモバイルアプリケーション市場について分析し機能、市場トレンド、課題、ビジネスチャンス、普及率と顧客経験についても記述しています。