銀行支店におけるキャッシュ取扱業務の自動化:コスト削減,、売上増とサービス向上を実現
Abstract
銀行の支店におけるイメージキャプチャが普及したことを受け、いまだペーパーレス化されていない業務(特にキャッシュ取扱業務)を自動化するためのソリューションを導入する銀行が増えています。
セレントの最新レポート「銀行支店におけるキャッシュ取扱業務の自動化」は、①キャッシュ取扱業務の自動化がもたらすメリット②見込みのある銀行③現金支払機および現金預け払い機(総称してテラー・アシスト・ユニット(TAU))を手掛けるベンダーの状況―について論じています。米国でこうした機器が使われるようになって15年近くが経ちますが、第二世代の製品が投入されていることや支店のコスト削減圧力が強まっていることを背景に、関心が高まりつつあります。
北米ではこれまでに約42,000台のTAUが設置され、うち約35,000台が現金支払機であると推計されます。一方、テラーの現金預け払い機も、銀行業界における幅広い普及とそれに伴う製品改良により導入が続く見通しです。セレントの予測では、2014年には支店に設置されているTAUのうち40%を預け払い機が占めるとみられます。
出典:セレント
「銀行の多くは、コスト削減に加えて、支店の売上増とサービスの効率化を迫られています。窓口でのイメージキャプチャと現金預け払いがそうであるように、CRMシステムと取引の自動化は表裏一体となりつつあり、CRMシステムだけでは成果を生むことができなくなっています」とセレント銀行グループのシニアアナリストでレポートを執筆したボブ・ミーラは述べています。
レポートでは、窓口の預け払い機への関心が高まっている理由を説明し、北米におけるキャッシュの利用状況について取り上げ、それが支店の業務に及ぼす影響を検証しています。次に、支店のキャッシュ取扱業務の自動化とそれがもたらすメリット、ソリューションのトレンドと検討事項について論じています。また、ケーススタディを通じて、銀行にとっての価値は何であるかを明らかにしました。最後に、現在市場に参入しているベンダーを取り上げ、主なベンダーの特徴とそのソリューションを紹介しています。
このレポートは5図と25表を含む54ページで構成されています。