ISO電子評価コンテンツは期待通りの成果を上げているか?
2018/09/20
ISO評価プログラム更新のための作業量60%削減/時間70%短縮というのは魅力的に思えるだろうか? セレントはISO ERCを利用している5つの保険会社と、従来の手入力の方法を利用している前者と同じような5つの保険会社をインタビューし、二つのグループを比較した。
Key research questions
- ERCを利用している保険会社と従来の方法を利用している保険会社との違いは?
- 商品の変更において、ISO ERCの利用は従来の方法に比べ具体的な改善をもたらすか?
- ISO ERCのユーザーは、ISO ERCを他の人に推奨するだろうか?
Abstract
2010年に、ISOはISO ERC (ISO Electronic Rating Content、ISO電子評価コンテンツ)を発売した。この商品によって、保険会社は拡張マークアップ言語を使って、またはERC評価エンジンへのダイレクトコールによって、損耗費、規則、およびフォーム添付ロジックを取り込むことができる。データの電子的取り込みが手入力より迅速で容易であること、また解釈済みデータが分析フェーズを短縮することは、当然のことであるように思える。しかし我々は本当にそうなのか、つまり、ISO電子評価コンテンツを利用している保険会社は本当にそのメリットを享受しているか、そしてどれくらいのメリットがあるのかということを確認したいと思った。そして当然ながら根本的な疑問は、この種のテクノロジーに投資する価値はあるのかということである。
そこで我々は調査を開始することにした。IRO ERCを利用している5つの保険会社と、従来の手入力の方法を利用している同等の保険会社をインタビューした。インタビューは、彼らの商品管理プロセスについての理解を深めることを意図していた。商品管理プロセスとは、保険会社が新しいISO通達の発表を通知された日から、商品が市場で販売される日までを指す。その後、商品の変更対応におけるISO ERCの利用が、従来の方法に比べて具体的な改善をもたらすかどうか判断するために、両者を比較した。
その結果は素晴らしいものであった。