2013年アジアの保険市場:CIOの視点
2013/06/14
ウェンリ・ユアン
Abstract
アジアの保険会社が2013年IT投資のテーマとして最も重視しているのは、業務の効率化、市場シェアの拡大および規制準拠です。
セレントの最新レポート「2013年 アジアの保険市場:CIOの視点」はアジア保険市場のビジネストレンドとそれがIT投資に及ぼす影響について詳しく分析しています。レポートでは主要なビジネステーマを取り上げ、アジアの保険会社のIT投資計画と優先順位を明らかにしています。また、予算の内訳、IT投資、モバイルソリューションなどの最新テクノロジーへの関心度についても紹介しています。
「一部の市場では、保険料収入の伸びが減速し始めており、市場シェアの拡大はますます難しくなっています。業務の効率化、シェア拡大、規制改正への対応は、保険会社のIT投資における最重要課題となっています」と。セレントのアジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。
特に、業務の効率化は不可欠であり、以下のような分野でIT投資を加速させています。
- 新規契約のストレート・スルー・プロセッシングや引受けおよび証書発行の自動化による手続き所要時間の短縮など、自動化の促進
- 最新の保険金請求システムなど基幹業務システムの導入
- アプリケーションの更新および近代化
- アプリケーションおよびデータベースの統合および標準化
- 総合研究教育拠点や共通の業務処理/サービスセンターの開設
- クラウドの利用やSaaSモデルの導入
- 社内のコラボレーションプラットフォームの改善
本レポートで紹介したトレンドは、セレントが業界関係者に常時行っている取材、特に2013年初めに保険会社のCIOを対象に行った調査とインタビューに基づいています。
本レポートは32p、16図で構成されています。