米国デビットカードのインターチェンジ手数料に関する新規制
2010/05/25
Abstract
米上院は5月20日付で金融規制改革法案を可決しました。この法案の改正点の1つは、連邦準備銀行にデビットカードのインターチェンジ手数料の上限を決める権限を与えるというもので、米カード市場では前例のない動きとなっています。
セレントは最新のブリーフィング「米国デビットカードのインターチェンジ手数料に関する新規制」で、デビットカードのインターチェンジをめぐる新規制が米カード市場に及ぼす影響を検証し、?実際にインターチェンジが引き下げられる可能性?それによってメリットまたはデメリットを受けるのは誰か?カード会社はこれに備えて何をすべきか―などについて論じています。
「新規制によって最も大きな恩恵を受けるのは大手小売業者でしょう。インターチェンジ手数料の下げ幅と実施の時期に関しては不透明ですが、この規制やレギュレーションE、さらに最近のその他の規制の動きを踏まえると、デビットカードの発行会社は、従来の手数料体系の見直しを考えるべき段階にきたといえるでしょう」と執筆したジルビナ・バレイシスは述べています。
本ブリーフィングは12ページで構成されています。