2015年 中南米地域の保険市場:CIOの視点
2015/07/10
Abstract
中南米の保険会社を取り巻く最新のビジネストレンドを明らかにし、それらがIT投資および戦略にどのような影響を及ぼしているかを分析します。IT計画には業務プロセスの最適化、規制要件の遵守、ITによるイノベーションなどのビジネスドライバーが大きく関わりますが、中でも保険会社が今最も注力しているのはデジタル転換プロジェクトやITによるイノベーションなどのシステムプロジェクトで、コアシステムの入れ替えやデータ管理/分析などがこれに続いています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 中南米の保険会社のIT投資を促す要因とは? |
2 |
中南米の保険会社のIT計画のレベルは? |
3 | 中南米の保険会社はどのようなIT投資を計画しているか? |
セレントでは毎年、保険会社のCIOを対象に向こう1年間のプレッシャー、プライオリティおよびプラクティスに関する調査を実施していますが、本レポートは2015年に行った調査の結果から浮き彫りとなった最重要ポイントについて説明しています。
中南米の保険市場を取り巻く最新のビジネストレンドを明らかにし、それらがIT投資および戦略にどのような影響を及ぼしているかを分析し、同地域の保険会社およびITの今後の方向性を以下の4つの観点から示します。
- デジタル
- アナリティクス
- レガシー/エコシステム・トランスフォーメーション
- イノベーション
「CIOが最優先課題に挙げているのはデジタル化プロジェクトとITによるイノベーションで、その後にコアシステムの入れ替えやデータ管理/分析が続いています。保険会社として成功を収めるための方法を知りたければ、これらの優先課題と既存システムを関連づけて考える必要があるでしょう」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆したホアン・マツィーニは述べています。