タブレットバンキング:米国トップ13行におけるタブレット向けアプリケーション
Abstract
タブレットバンキングは現在、未開発のデジタルチャネルの一つと考えられていますが、今後2年以内に、銀行のデジタルチャネルの中で確固とした位置を占めるようになるでしょう。銀行は、自行のデジタルチャネル戦略が、顧客のニーズや行動の変化を捉えたものであるかを今一度、確認しなくてはなりません。
タブレットはデジタルバンキングの世界の間隙に存在しています。「タブレットバンキング:米国トップ13行におけるタブレット向けアプリケーション」で、セレントはタブレットバンキングの最新動向を分析しています。資産規模で米国のトップ13である銀行が利用している、7つのアプリケーションを一つ一つ評価し、機能/ユーザーエクスペリエンスの豊富さ、およびサービスの深さに優れたものを選出しました。
タブレットは急激な勢いで普及しており、金融機関は外野からその動きを傍観しているわけにはいかなくなってきています。しかし、銀行は、スマートフォンへの急速な移行と格闘する中で、タブレットバンキングについてはそれほど注目してきていませんでした。
「消費者はパソコン以外の機器から金融機関にアクセスすることに慣れ親しんできており、その中でも、タブレットバンキングは大きな可能性を秘めています。しかし銀行は、タブレットだけに向けたアプリケーション開発にはあまり取り組んでいません。」とセレント、バンキンググループのリサーチディレクターで執筆者である、ジェイコブ・イェーガーは述べています。
「タブレットは他のデジタル機器にはないユニークな特徴を持っています。タブレットのタッチスクリーンは双方向でのコミュニケーションに適しており、見やすい大きな画面はウィジェットのカスタマイズや、グラフ、チャート、ビデオなどのビジュアルなプレゼンテーション閲覧に最適です」とバンキンググループのアナリスト、スティーブ・グリアーは述べています。
本レポートでは、まずこの業界の概観し、次にタブレット向けアプリのトレンドを解説したうえで、XCelentアワードの受賞者を発表し、各行のアプリケーションを詳述しています。スクリーンショット、特徴、機能の一覧なども掲載しています。