2006年 保険会社向け会計システムベンダー
Abstract
セレントは、保険会社向け会計・財務システムソリューションについて注目しています。
セレントの最新レポート「2006年 保険会社向け会計システムベンダー」では、ベンダー5社が提供している保険会社向け会計・財務ソリューションについて調査しています。このような製品の提供ベンダーは、エンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)ベンダーグループと保険業務を幅広くカバーする独立系ソフトウェアベンダーグループに二分されます。本レポートでは、セレントの「ABCDベンダービュー」を用いてベンダー評価を行いました。これは、①テクノロジーの先進性と柔軟性、②機能の幅、③顧客基盤、④顧客サービスの充実度の4つの要素を図表化し、各ベンダーの市場における相対的な位置づけを示すものです。
本レポートで取り上げた保険会社向け会計・財務ソリューションには、それぞれ独自の長所があります。ある製品は総勘定元帳アプリケーションと一体化した幅広い財務機能を提供し、より一般的なERPアプリケーションと統合されています。また、その他には、保険業界に特化して、法定報告システムや投資運用システムと連携している製品や最新言語によって設計され、ほぼ全てのプラットフォームで動作可能な製品、革新的な会計コード体系、統合方法、使いやすさを特徴とする製品等があります。
「保険会社に会計システムの変更を決断させるほど説得力を持つ根拠は、ごく限られています」と語るのは、セレントのシニアアナリストでレポートを執筆したドナルド・ライトです。「具体的には、①レガシーシステムの非効率性や柔軟性の欠如による耐え難いほどの支障、②最新の会計・財務統合アプリケーションが提供するスピード、正確性、効率性、③各業務が総収入や費用、利益にどのように係わってくるか、原価計算、コストパフォーマンス等の分析機能を通じて把握できることの利点、などが挙げられます。本レポートでは、新しい会計・財務ソリューションの導入を検討中のあらゆる保険会社に向けた情報の基盤を提供します。」
本レポートは3図と38表を含む全47ページで構成されています。