2012年 フランス保険会社のCIO調査
2012/03/09
Abstract
フランスの保険会社は、現在の経済および金融を取り巻く課題に対応するためのビジネステーマに取り組んでいます。とりわけ、ビジネスモデルの修正、社内組織の再編、業務部門における戦術の変更などに注力しています。
セレントの最新レポート「2012年 フランス保険会社のCIO調査」は、フランスの保険業界における業務上の優先課題、ITプロジェクトおよび投資、ITに関するその他のトピックについて論じています。これは、同国の保険会社のCIO調査の結果をまとめたシリーズの第3弾で、業務上の課題、IT予算、投資対象分野、その他の優先課題がここにきてどのように変化しているかを明らかにしています。
「イノベーションはITだけに関わるものではありませんが、有望な新しいアイディアを発掘し、実行するためには、ITが関与する枠組みが不可欠といえるでしょう。ただし、イノベーションの対象を新しいテクノロジーに絞るべきではありません。保険会社が新しいテクノロジーの導入を検討する際には、それがもたらす真の価値と変化を認識できる枠組みを構築する必要があります」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
本レポートは、セレントが継続的に行っている業界関係者への取材や、2011年末から2012年にかけてフランスの保険会社14社のCIOを対象に実施したインタビューの結果にもとづき、業界のトレンドをまとめたものです。また、フランスの保険会社が策定した2012年のIT投資計画および優先分野、予算の内訳、イノベーション創出プロジェクト、ソルベンシーⅡへの対策なども紹介しています。