2009年 米国 保険契約管理システム:個人向け損害保険
Abstract
セレントは、29の個人向け損害保険の保険契約管理システムについて詳しく分析しました。
セレントは北米保険会社向けの保険契約管理システムに関するレポートを2年ごとに発行しており、今回はその第3弾となります。第1弾は2005年、第2弾は2007年に発行されましたが、その後も保険契約管理システムをめぐり保険会社とベンダーの双方が活発な動きをみせています。
2007年1月から2008年12月までの2年間に、220社を超える企業および個人向け保険会社が新たに保険契約管理システムを導入しています。また、2008年末時点で100を越える保険会社が新規システムの導入を進めています。
このレポートでは、セレント独自の「ABCDベンダービュー」を使ってベンダーを評価しています。これは①テクノロジーの先進性と柔軟性②機能の幅③顧客基盤④顧客サービスとソリューションの充実度―の4つの要素に基づき、市場における各ベンダーの相対的な位置づけを図表化するものです。
またレポートでは、最新保険契約管理システムの5つの主要プロセスとそれをサポートする5つの機能(下図参照)についても詳しく紹介しています。
出典:セレント
「レポートで取り上げたベンダーのうち約3分の2は、2007年以降、テクノロジープラットフォームのアップグレード、もしくは機能の拡充のいずれか、あるいはその両方を実現して新たな主力製品を投入しています。ほぼ全てのベンダーは保険会社のSOA環境に自社製品を対応させるため、多額の投資を行ってきました」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるジェフ・ゴールドバーグは述べています。
「多くのソリューションはユーザビリティとパーソナライズ機能の面でも大幅に進歩しており、業務経験にかかわらず幅広い引受人や営業担当者にメリットをもたらしています」とシニアアナリストで共同執筆者のドナルド・ライトは述べています。
本レポートは60以上の図表を含む175ページで構成されています。