アップルがペイメントに参入すると?
2014/03/03
Abstract
アップルが何を持っているかに注目し、同社がペイメント分野に進出するにあたって、それらをいかに活用できるかを考察します。
ここにきて、アップルがペイメント事業への参入をより真剣に検討しているとの憶測が広がっています。同社はこれまでも進出先として狙いを定めた業界を大きく攪乱してきただけに、同社が決済事業にどのような形で参入するのか、またそれによってどのような影響が及ぶのかについて、セレントの顧客の間で関心が高まっているのも無理はありません。
アップルの秘密主義はよく知られており、同社の実際の計画について我々は知る由もありません。しかし、最新レポート「アップルがペイメントに参入すると?」では、アップルがいかにこの分野でどんな重要な役割を担っていけるかについて、セレントの見識や想定に基づいて推測しています。
「アップルは多くの優秀なエンジニアを擁しており、同社が世間をあっと言わせるような行動を起こすことは想像に難くありません。とはいえ、『決済を制する』ことがいかに難しいかは誰もが知るところです。専門的なスキルと多額の投資が欠かせないからです。アップルが特許をはじめ、この事業に関連する多くの資産を持っているからといって、この取り組みは同社にとって決して容易とはいえないでしょう」と、セレント銀行グループのシニアアナリストでレポートを執筆したジルビナ・バレイシスは述べています。
レポートでは、アップルが保有する資産のうち、特許出願など決済に関連する様々な資産を評価し、決済市場に対するセレントの見解を基に、同社が決済事業に参入する際に考えられるロードマップを示しています。
レポートは6つの図表を含む18ページで構成されています。