レガシーシステムの刷新はなお道半ば(損害保険版)
Abstract
保険会社は、レガシーシステムの問題に正面から取り組んでいます。半数近くの保険会社が、レガシーシステムの刷新プロジェクトを立ち上げています。
既存の保険会社はいずれもレガシーシステムを抱えており、これがビジネスの柔軟性を阻む要因となっています。セレントの最新レポート「レガシーシステムの刷新はなお道半ば(損害保険版)」は、既存のインフラやシステムの更新を目指す損害保険会社の取り組みの現状を明らかにしています。
レガシーシステムは必ず解決しなければならない問題です。その解決方法はITを取り巻く環境、ビジネス上の問題点、保険会社のリスク許容度によって異なります。SOAや最新のPASソリューションの普及が進めば、この問題の解決もこれまで以上に容易になるとみられます。また、保険会社が慎重かつ計画的なスタンスで臨めば、次世代レガシーの発生を防ぐこともできるでしょう。
出典:セレント
「保険会社は以前からシステムの刷新プロジェクトを進めていますが、これを遂行するためにはやはりサポートしてくれるベンダーによる最後のひと押しが必要でしょう。保険会社はレガシーシステムの刷新やデータ変換で実績を持つベンダーを高く評価しています。また、プロジェクトの進捗状況や現在直面している問題によって、各保険会社が何を必要とするかは変わってきます」とセレント保険グループのシニアバイスプレジデントでレポートを執筆したキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。
レポートでは、レガシーシステムが及ぼす影響とその大きさをどのように測定すればよいか、さらに、現時点の進捗状況、保険会社が新たに打ち出している戦略や業務上の配慮について考察しています。最後に、レガシーシステム問題の解決に向けた提言を示しています。
このレポートは15図と2表を含む34ページで構成されています。