2013年フランスの保険市場:CIOの視点
2013/02/26
Abstract
金融危機以降、フランスの保険市場では目覚ましい勢いで改革が進んでいます。損害保険セクターでは比較的安定した成長が続いているのに対し、生命保険セクターは浮き沈みを繰り返しています。
セレントの最新レポート「2013年 フランスの保険市場:CIOの視点」は、フランスの保険会社のIT投資計画とその優先順位を明らかにしています。そのほか、同国の保険市場における改革の進展状況、ビジネスの焦点、ITプロジェクト、IT予算、投資見通しなどについても取り上げています。
「フランスの保険会社はモバイルテクノロジーの導入による手続きの効率化を進めており、モバイル関連プロジェクトの多くは新規申請の提出手続きの改善を目的としています。しかし保険会社は、ソーシャルネットワークやインターネットを通じたその他のソースを中核業務のオープンデータソースとして活用することには、なお消極的です」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
レポートでは、セレントが保険業界の関係者との継続的な議論から得た経験をもとに市場トレンドを分析しています。特に、2012年末から13年初めにかけて多数の保険会社のCIOを対象に行った詳細なインタビュー、つまり、2013年の業務およびIT上の優先課題に加え、予算、ITプロジェクト、主な業務上の関心事をめぐる変化について質問し、得られた回答を基にしています。
本レポートは28p、10図と3表で構成されています。