2016年中南米損害保険の消費者向けモバイルアプリケーション
2016/09/14
Abstract
2013年末の調査では、中南米の保険会社のうち21%が顧客向けアプリケーションを開発しているものの、その機能は限定的でした。そして今回、2016年3月時点で入手可能なアプリケーションと中南米地域の各保険会社のウェブサイトを再調査ました。Apple Store、Google Play、BlackBerry World、Windows App storeで提供しているアプリケーションを検索し、利用可能な機能を分析しました。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 中南米において保険アプリケーションはどの程度普及しているか? |
2 |
消費者向け保険アプリケーションは顧客にどのような機能を提供しているか? |
3 | モバイルの今後のトレンドは? |
中南米の20カ国に拠点を持つ損害保険会171社に関するデータを集め、それらが提供しているアプリの数、現行の機能、サポート対象のプロセスを明らかにしました。そして世界中のモバイルアプリとケーススタディに関する検証をもとに、この分野のアプリが短期的にどのような展開を見せるか、また将来の見通しはどうなるかを予測しています。
「世界的にスマートフォンの利用が拡大するなか、保険会社を含む企業はデジタル戦略の見直しと修正を迫られており、その中でモバイルは重要な要素となっています。さらに、2016年には中南米で消費者向けアプリを提供している保険会社は全体の約39%に上り、域内の保険会社の大部分がモバイル関連のプロジェクトへの投資を計画していることがわかりました」と保険プラクティスのアナリストでレポートを執筆したルイス・チパナは述べています。