保険契約管理システム:2005年の動向
2005/01/06
Abstract
セレントは、北米保険会社の保険契約管理システム(PAS:Policy Administration System)への投資額は今後4年間で14億米ドル(約1,500億円)を超え、過去4年間を大幅に上回る伸びを記録すると予測しています。
セレントの最新レポート「保険契約管理システム:2005年の動向」は北米PAS市場の見通しをまとめたものです。契約管理システムや総合管理システムの現在および将来の市場動向を検証した上で、向こう数年間は損害保険システムを中心に投資額が急増すると予測しています。
レポートでは、PASの新規導入を促す要因として、規制上およびコンプライアンス上の効果、製品の柔軟性や製品化の早さ、コスト削減効果、システムによるウェブ利用の可能性、システムおよびサーバーの統合、ビジネスプロセスの柔軟化および改善などを挙げて検討しています。
「PASベンダーにとっては上昇機運が高まっています。現在のトレンドは氷山の一角にすぎず、今後数年間にわたってPAS投資額は数億ドルもの増加が見込めます」と、セレント保険部門のシニアアナリストで本レポートを執筆したチャッド・ハーシュは述べています。
セレントでは、今後3つのレポートをシリーズで発行し、①生命保険(年金を含む)、②個人向け損害保険、③企業向け損害保険、の各分野におけるPASベンダーを取り上げていく予定です。
本レポートは、6つの図と2表を含む全22ページで構成されています。
注)米ドルから日本円への換算レートは、2004年12月30日の仲値(東京三菱銀行公表による)を参照。