2013年 中南米の保険市場:CIOの視点
2013/08/06
Abstract
セレントでは、毎年保険会社のCIOを対象に、今後一年間のプレッシャー、プライオリティ、プラクティスに関する調査を行っています。本レポートはその調査結果の最も重要な部分をご紹介するものです。
「2013年 中南米の保険市場:CIOの視点」は、セレントが手がける中南米保険市場に関するCIO調査レポートの第1号となります。ビジネストレンド、IT投資動向、IT戦略について概観し、北米、欧州、アジア太平洋地域に関するレポートシリーズから得た知見も参考にしています。
セレントは継続的に保険業界に関する調査を行っていますが、今回特に、アルゼンチン、アルバ、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、パナマ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラに拠点を置く計36の保険会社のCIOにインタビューを実施しました。
中南米でみられるトレンドとしては以下のようなものがあります:
- 継続的成長
- 保険契約管理システムのさらなるアップグレード/リプレース
- クラウドベースのソリューションの活用開始
- モバイル機器およびソーシャルメディアによる顧客データの変化
- エージェント/販売チャネルへの支援強化
- 他の販売チャネル支援への投資
「よりスマートに、少ないリソースでより多くの成果を挙げるという責務に対応すべく、CIOは奮闘しています。ソリューションに求められる要件は、CIOが示す要件と完全に一致します。-つまり、アジリティを高め、成長を促進し、販売パートナーおよびエージェントとのビジネス環境の改善すること、です」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストであり、本レポートの執筆者であるホアン・マツィーニは述べています。
本レポートでは、重要なビジネステーマを特定し、中南米の保険会社のIT投資計画と優先事項を広範に論じています。また、モビリティソリューションのような新たに台頭しつつあるテクノロジーへのIT支出や関心についても取り上げています。