モバイルバンキングのベンダーソリューション
Abstract
モバイルバンキングを手がける銀行の多くは、基本的機能を備えるだけでなく自行のデジタル戦略を先導するようなソリューションを求めています。アプリケーションは高速化が進み、顧客の利用に応じて柔軟に対応できる幅広い機能を備え、よりインタラクティブでダイナミックなものとなっており、今や双方向の通信アプリケーションへと変わりつつあります。こうした状況を受け、銀行はモバイルバンキングの積極的な普及を推進せざるを得なくなっています。
セレントの最新レポート「モバイルバンキングのベンダーソリューション」は、北米およびグローバル市場で事業展開する銀行向けのモバイルベンダーソリューションを詳しく紹介しています。レポートは2部に分かれており、初めにソリューションの概要、検証結果、市場トレンドおよびABCDベンダービューに基づく評価について取り上げ、次にベンダーの詳しい特徴と機能の一覧表を掲載しています。
米国では大手銀行のほとんどが既にモバイルバンキングを導入しているものの、全体の3分の1以上の銀行はまだこれを手がけていません。そうした状況を踏まえ、セレントはモバイルバンキングに対応可能なものとそうでないものを含めてベンダーソリューションの概要を示し、市場の全容を浮き彫りにしています。
「今後5~10年間にモバイルバンキングは急速に普及するというのが大方の見方であり、普及率は50%を超えるとする意見も多く聞かれます。しかし、少なくともユーザーの間では、モバイルバンキングはまだ主流になっていないとセレントは見ています。消費者に、モバイル機器を通じたバンキングについて正しい情報が伝えられていない場合が多く、セキュリティと信頼性についての懸念が、モバイルバンキングの普及を阻む2大要因となっています」と、セレント銀行グループのアナリストでレポートの共同執筆者であるスティーヴン・グリーア は述べています。
本レポートで取り上げたベンダーは以下の通りです:ACI、FIS、 Fiserv、Harland Financial Solutions、Infosys、Jack Henry、Jwaala、KONY、mFoundry、Monitise、CR、ORCC、Oracle、Q2ebanking、SAP、SunGard、TemenosおよびWipro
なお「XCelent Award」の受賞者にはmFoundry(機能)、Fiserv(顧客基盤および機能)、Intuit(サービスの充実度)およびInfosys(サービスの充実度)が選ばれました。
このレポートは16pの概要、プロフィール、特徴、機能についての解説が110p、29図と60表で構成されています。