保険における究極のデジタルを求めて【全訳版】
2014/12/08
Abstract
(このレポートは2014年12月8日に"Hunting for Extreme Digital " というタイトルで英文で発表されましたが、全訳版を2015年3月3日に発行しました。)
デジタルはあらゆる産業で注目されているテーマですが、保険業界では特にその傾向が強いといえます。しかし、保険業界における究極のデジタルとはどのようなものなのでしょうか。
セレントの最新レポートは、保険分野でデジタルが果たす役割が拡大しつつある現状を検証し、現時点では明確でない「デジタル保険会社」の定義付けを試みています。今回のレポートは、保険業務のデジタル化に関する過去のリサーチをもとに、保険提案の一連の流れをたどりつつ、進化したデジタルによる提案とさらに先を行く究極の提案について検証しています。
「保険会社はデジタル化に向けた投資を行い、自社の商品をより多くの顧客により速く、よりスマートに、より安く、より便利な方法で提供しています。しかし究極のデジタル商品および提案への投資は予想外の場所で行われており、今後5年以内に意外なディスラプションが生まれる可能性があります」とシニアアナリストでレポートを執筆したクレイグ・ビーティーは述べています。
レポートでは、保険会社が顧客への新商品提供や新規契約の獲得といった実用的な目的のためにデジタル化を進めているだけでなく、デジタル関連投資が既に大きな変革をもたらしていることを明らかにしています。