次世代のリスクテクノロジー2019: 期待される利益
2019/06/26
変化を取り入れ持続するために、リスク管理/コンプライアンスの部署が取り組むべき「必携」テクノロジーによって可能となる喫緊の課題とは
Key research questions
- デジタル化、ポスト財政改革の時代における企業にとっての喫緊の課題とは?
- 現在リスク部署が導入すべき取り組みおよびテクノロジー手段とは?
- 企業が期待できる現実的な成功および利益とは?
Abstract
本レポートでは、リスクコントロール部署がパリティを保持し競争力を維持するために取り組むべき、次世代のテクノロジー/業務のための進歩的・戦術的な取組みを推奨している。
2020年代に入り、物事が「旧態依然」ではない時代に突入しようとしている。金融業界では、多くの人々が大規模なテクノロジー・ディスラプションを予想している。多くの経営幹部は、新興テクノロジーおよびデジタル指向の競合他社に関する急速な変化により彼らのビジネスモデルに何が起こるのか探っている。企業はデジタル世界に適合し続けるためにリスク管理ケイパビリティを強化し、規制対応では無駄のない、予測することが可能な、欠陥のない状態を達成する必要があるだろう。
セレントは、Bank of America、 CIBC、Goldman Sachs、HSBC、SunTrustのようなアーリーアダプターが、デジタル化および次世代テクノロジーから実際に利益を得ているのを目撃している。セレント独自のケーススタディおよび金融機関との会談からは、年間何億ドルものテクノロジーコストの大幅な節約が明らかになっている。例えば、統合のコスト/時間は50 - 70%削減され、データ準備作業は最高30%削減された。
企業が次世代テクノロジーへの進化によってコスト削減およびテクノロジー効率向上を適切に推し進めることができれば、それは更なるイノベーションおよび変化に再投資することを可能とする好循環をもたらすだろう。
本レポートでは、変化を取り入れ、組み込み、持続するために、リスク管理およびコンプライアンスの部署が取り組むべき、テクノロジーによって可能となる喫緊の課題を取り上げている。