リモートキャプチャー・ソリューションベンダー:”Crossing the Chasm”
Abstract
当座預金の従来型預金サービスの終焉が近づき、「リモートキャプチャー」を導入した預金サービスを提供する金融機関が急増しています。
「リモートキャプチャー」による預金サービスは、驚くべき関心の高さで受け入れられ、その導入は急速に広まりました。リモートキャプチャーは、預金サービス市場の様相を一変させました。最新レポート「リモートキャプチャー・ソリューションベンダー:”Crossing the Chasm”」のセレントの見解では、リモートキャプチャーによる預金サービスが広く普及する日はごく間近に迫っています。
リモートキャプチャーテクノロジーは今や銀行の「必須機能」であり、その導入が競争上不可欠であることに議論の余地はありません。わずか18ヶ月の間にリモート預金は「新奇な概念」から「現実」へと進化しました。今や、数百もの金融機関がリモート預金ソリューションを導入し、何万人もの当座預金顧客がサービスを利用し、そのサービスはさらに広がり続けています。そして、多数のソリューションベンダーが市場に参入しています。レポートでは、リモート預金サービスの新規導入や再開を検討している銀行向けのソリューションを比較しています。
リモート預金関連ソリューションの中で、注目を独占しているのはクライアント・アプリケーションですが、ソリューションの機能(および有効性)の大半はファイヤーウォールの内側にあります。そこでセレントでは製品機能を分析するにあたり、顧客側とサーバ側の両機能を対象としました。「製品の機能向上は目覚しいペースで発表されてきましたが、こうしたソリューションに対する銀行側の関心や顧客のニーズはそれを上回るスピードで拡大しています。その結果、ソリューションの評価基準となる4つのカテゴリー全てにわたって最高水準に達するベンダーはありません」と語るのは、セレント銀行プラクティスのシニアアナリストで本レポートの執筆者であるボブ・ミーラです。
レポートでは、以下に挙げるベンダー11社の製品について検証しています:Alogent Corporation、BankServ、Carreker Corporation、Goldleaf Financial Systems、NetDeposit、Metavante Image Solutions、Open Solutions、ProfitStars、RDM Corporation、VICOR、WAUSAU。ベンダーの評価にあたっては、セレントのABCD ベンダービューを用いています。ABCDベンダービューは「テクノロジーの先進性」「機能の幅」「顧客基盤(エンドユーザーの数)」「顧客サービスの充実度」の4カテゴリーにおける、各ベンダーの相対的な位置付けを一見できるように示したものです。
尚、本レポートに続いて、支店のイメージキャプチャーシステムを提供するベンダーについて比較分析したレポートを発行する予定です。本レポートと合わせて、業界を席巻するような重要トレンド「分散型イメージキャプチャー」に焦点を当てた内容です。
本レポートは33図と42表を含む全87ページで構成されています。