2020/11/30
セレントの予測では、2020年に金融業界のAML・KYCコンプライアンステクノロジー/ 業務への支出額が世界全体で341億米ドルに達する
Abstract
2020年はAMLにとって大変な年となった。なぜならCOVID-19パンデミックの多面的影響に取り組むため、金融機関は計画された取り組みの優先順位を再検討し、リソースを再配置することを余儀なくされたからである。更に検出システムの再調整やリモートワーク環境のサポートなど新たな機能強化が求められる中で、計画されていたいくつかのプロジェクトは延期された。その結果、2020年AML・KYCのIT支出の伸びは長期的傾向を大幅に下回った。
セレントは2020年世界全体で、AML・KYCコンプライアンステクノロジー支出は91億米ドルに達し、AML・KYC業務支出は250億米ドルに達すると予測している。
AML・KYCテクノロジー支出(2020年)
Source: Celent
COVID-19に促された顧客行動の変化やリモートワーク支援の必要性により、クラウドや人工知能などの新技術への意識が変化しており、これら新技術の導入が加速し、IT支出が増加することが予想される。
本レポートでは、銀行、保険会社、証券会社、資産運用会社など、世界各国の金融機関のAML・KYCテクノロジー/ 業務支出を予測している。更に以下のグローバルな支出予想と、その詳細な内訳を示している。
- 世界の地域別(北米、欧州、アジア、その他の地域) の支出
- AML・KYCの3つの重要なコンポーネント (KYC・CDD、制裁審査、取引監視) に焦点を当てた機能別の支出
- テクノロジー支出の内訳(内部支出、ハードウェア、外部ソフトウェア、外部サービス)
- 業務支出のトレンド(テクノロジー支出に加えて)
- 金融機関の種類/ 規模別の支出
- 新しい取り組みの支出 vs. 銀行運営メンテナンスアクティビティの支出
- 金融機関とソリューションプロバイダーへの提言
サンプル・レポートのダウンロードはこちらから:
(詳しい情報は、セレント北川俊来TKitagawa@celent.comまでお問合せください)