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生命保険・年金加入者向けモバイルアプリケーション:北米市場の最新動向

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2011/02/28

Abstract


スマートフォンの普及が拡大していますが、生命保険加入者向けアプリケーションの開発は未だあまり進んでいないのが現状です。

モバイルウェブは目覚ましい勢いで進化しており、そのつど保険会社に新たな可能性をもたらしてきました。2010年はスマートフォンに大きな注目が集まり、2011年の販売台数はフィーチャーフォンを上回るペースで増加するとみられます。大手損害保険会社の多くは豊富な機能を備えたスマートフォン向けアプルケーションを投入していますが、生命保険会社はどうでしょうか。こうしたアプリケーションの開発はどの程度進んでいるのでしょうか。また、保険加入者にとって、既に利用可能な機能や最もニーズが高い機能はどのようなものなのでしょうか。

セレントは、生命保険会社のモバイルアプリケーションに関する公表データを分析しました。生命保険会社11社のプラットフォーム(ストア)とウェブサイトを調査したところ、過去に同様の調査を行った損害保険会社に比べて、こうしたアプリケーションの導入はかなり遅れていることがわかりました。最新レポート「生命保険・年金加入者向けモバイルアプリケーション:北米市場の最新動向」に、今回の調査結果と北米の生命保険加入者のニーズをまとめました。

「生命保険および年金分野は、今のところモバイルアプリケーションの空白地帯といえるでしょう。これらの販売チャネルではアプリケーションの試験導入が比較的低コストででき、手持ちのモバイル機器を活用したいというエージェントや消費者の意向が強いことから、保険会社はこの分野で少しでも前進を図るべきでしょう」とセレント保険グループのシニアバイスプレジデントのクレイグ・ウェーバーは述べています。

「モバイルアプリケーションを採用している生命保険会社は、開発という面では出遅れているか、投資に慎重になっているかのいずれかであるとみられます。しかし、大部分の会社はこうしたアプリケーションの採用にも至っていません。損害保険加入者向けモバイルアプリケーションの開発は初期段階から一気に加速しましたが、生命保険の場合はこれと比べてはるかに時間がかかると思われます」と保険グループのアナリストでレポートを共同執筆したカレン・モンクスは述べています。

本レポートは、現在市場に投入されているモバイルアプリケーションの概要と保険会社による導入状況、最新トレンドと販売ルートについて紹介しています。また、保険会社がこれらのテクノロジーを利用する際の助言を提供しています。

このレポートは3図7表を含む24ページで構成されています。