NATIONAL AUSTRALIA BANK：NABXマイクロフロントエンド・フレームワーク

National Australia Bank(NAB)のNABXは、バックエンド・マイクロサービスのコンセプトをデジタル・フロントエンドに拡張することで、新たな機能をより早く顧客に提供することを可能にしている。NABは、すでに多くのバックオフィス・プラットフォーム向けにマイクロサービスの提供を開始しており、これらのプラットフォームを成長・進化するエコシステムへと発展させることに成功していた。そのエコシステムは、今やフロントエンド・プラットフォームへと拡張され、マイクロフロントエンドによって、独立した自己完結型のチームが複雑に相互依存することなく、個別の機能を構築、設計、展開できるようになっている。それにより、各チームは新しい機能をより迅速に提供したり、個々の顧客体験をアップグレードしたりすることができる。

NABXは、ツール、ガイダンスおよび調整機能を提供し、ITチームへの大規模な展開を成功させるために2018年に構築された。2019年2月に最初のミニアプリ(すなわち、マイクロフロントエンド・サービス)が展開されて以来、同行のチャネル・チームは100以上のミニアプリを提供している。このプロジェクトはフロントエンド・アーキテクチャで大成功を収めており、新しい機能を展開するための労力とコストを削減すると同時に、銀行のプラットフォームの基盤を構築している