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韓国のフィンテック事情: 第6回FINANCE TECH WORLD 2016から【日本語】

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2016/11/29

Abstract


韓国のフィンテック市場で最も大きな動きを見せているのが決済・送金分野で、スタートアップ企業が続々と登場し、伝統的な金融機関も大きな関心を寄せています。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 前年と比較し、2016年、韓国におけるフィンテックの認識はどのように変わったか?

2

韓国のフィンテックへの取り組みの度合いは?
3 韓国のフィンテックの今後の動向は?

本レポートは、2016年6月22日、韓国ソウルで開催されたIDG主催の第6回Finance Tech World 2016への参加を通じて得た韓国のフィンテック事情を紹介しています。

2016年、前年と比較して、聴衆の面々も、パンフレットに掲載されているプレゼンテーションの内容も大きな変化があるようには感じませんでしたが、金融機関やスタートアップ企業、ITベンダーなど、聴衆の姿勢に大きな変化を感じました。

2015 年は「世界のトレンドを理解しようとしている」段階であったのが、2016年は「そのトレンドを自社にどう取りこむべきか」に悩んでいるようでした。 2015年にはフィンテック活用事例は韓国国内にはさほど多くはなかったため、海外事例の紹介がほとんどでしたが、2016年は国内での導入後、どのよう な変化があったのかという部分への関心が高いという印象を受けました。



「韓 国の金融機関はフィンテックに対する関心を高めており、また今後、業界地図が変わるかも知れないという不安も抱えています。インターネット専業銀行の誕生 で、ロボアドバイザーやオープンAPIの導入など、フィンテックへの関心がよりいっそう高まることでしょう」とセレントのアジア金融サービスグループのア ナリストで、本レポートの執筆者である孔慶順は述べています。

本レポートは、1表および3図を含む20ページで構成されています。