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2010年 保険業界のソフトウェア導入動向:生命保険

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2010/05/20

Abstract


景気の低迷に伴い、ソフトウェア契約の成約が遅れるケースがみられましたが、保険会社は依然として導入に積極的な姿勢をとっています。

セレントの最新レポート「2010年 保険業界のソフトウェア導入動向:生命保険」は、保険業界向けソフトウェアを手がける北米の有力ベンダーから入手した取引データを分析しています。2008年および2009年の導入事例をカテゴリー別に詳しく分析した結果、厳しい経済環境にもかかわらず、保険会社がソリューションへの投資を継続していることがわかりました。

レポートでは導入事例を保険会社の規模、契約のタイプ、4つの重要カテゴリー(①コアプロセッシング、②販売、③インフラおよび財務、④文書/コンテンツ管理)とその他のサブカテゴリー)に基づいて分類しました。本レポートは毎年発行していますが、過去のデータに基づいて長期トレンドを分析し、重要カテゴリーごとに有力ベンダーを特定しました。

また、保険の各分野でどのベンダーが成功を導くかを示唆する「セレント・トラクション・インデックス」に有力ベンダーをランク付けしました。

出典:セレント

「この1年半の間、金融危機がソフトウェア導入時の意思決定に与えた影響についてベンダーや保険会社と議論を重ねてきましたが、その中で常に聞かれたのは、継続して導入契約は成約しているものの、意思決定までの時間が長くなっているという点でした。2010年の取引データにもこれを裏づける傾向が表れています」とセレント保険グループのシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるマイク・フィッツジェラルドは述べています。

「厳しい経済環境下で、保険会社はソフトウェアの選定にあたって、リスク回避の見地から既存のベンダーとの関係を維持する傾向を強めています。そのためベンダーにとっては、アカウント管理の効率化とクロスセリング促進の重要性がかつてないほど高まっています」と保険グループのアナリストで共同執筆者のカレン・モンクスは述べています。

このレポートは8図と4表を含む42ページで構成されています。