Finovateで注目を集めたモバイル・イノベーション
Abstract
(このレポートは2012年8月28日に"Innovations in Mobile at Finovate"というタイトルで英文で発表されましたが、和訳版を2012年11月8日に発行しました。)
マルチチャネルやデジタル戦略を策定する銀行が、いま最も注目している急成長分野はモバイル金融サービスです。事業環境は常に進化しており、これまで次世代テクノロジーの導入が遅れがちだった金融業界でも、新たな可能性を活用しようとする取り組みが広がっています。
セレントの最新レポート「Finovateで注目を集めたモバイル・イノベーション」は、2012年春に開催された「Finovate」で以下のプロバイダーが発表したモバイルソリューションについて取り上げています。
- DeviceFidelity
- BehavioSec
- TIO Networks
- edo Interactive
- Expensify
- Flint Mobile
- NICE Systems
- CSI Enterprises
レポートでは金融業界向けテクノロジーとしてふさわしいソリューションを取り上げました。モバイル金融サービスのアプリケーションを備えたソリューションの中には、オンラインとモバイルのサービスの境界線があいまいで、モバイル機能を十分に活用できていないものも見受けられますが、本レポートではそういったソリューションは除外しました。
「モバイル機能はどこでも利用可能で、迅速で、アクションオリエンテッドであることが特徴です。そして、データ入力よりも情報取得のための使用が多くなっています。口座開設や請求書の支払先の設定を行うには、パソコンの方が情報を入力しやすいため、モバイル機器よりもパソコンの方が便利でしょう」と、セレント銀行グループのアナリストでレポートを執筆したステファン・グリーアは述べています。
レポートでは、「FinovateSpring」で行われたモバイルに関する64のプレゼンテーションの中から、最も興味深かった8つを紹介しています。オンラインチャネルを使ったソリューションを紹介した企業もありましたが、オンラインとモバイルの機能は大きく異なるため、このレポートでは取り上げませんでした。
本レポートは34p、13図と20表で構成されています。