コーポレートバンキングにおけるクラウドの採用は進むか?
2020/12/22
パブリッククラウドについての初めての調査結果
Abstract
2020年秋にセレントは“金融サービスにおけるクラウドの未来”というリサーチハブを立ち上げ、クラウド時代の金融サービステクノロジーの進歩についての調査結果を紹介した。このような背景のもと、「パブリッククラウドの導入に関する銀行の戦略と野心、その障壁、および重要なコーポレートバンキング/トランザクションバンキング・ソリューションの推進要因」を把握することを目指した。
90% |
ほぼ90%の回答者は、クラウド移行を支援するためにサードパーティ企業を利用しており、それらサードパーティ企業はAWS、Google、Microsoftなどの主要クラウドサービスプロバイダーである。 |
88% |
88%の回答者は主なビジネス上のメリットとして、アジリティの向上、予算の有効活用、設備投資からの脱却を挙げている。 |
80% |
80%の回答者は、既存のベンダーパートナーと連携し、クラウドコンピューティング戦略をサポートしている。 |
70% |
70%の回答者は、クライアント向けプラットフォームや顧客データはオンプレミスで保持しつつ、非クライアント向けシステムを選択的にクラウドへ移行している。 |
コーポレートバンキング向けパブリッククラウドの調査結果と長年にわたるコーポレートバンキング向けテクノロジーの調査結果に基づき、セレントは銀行がクラウド移行戦略を策定する際に3つの重要ポイントを考慮することを推奨する。