保険テクノロジー業界のM&A:勝者は誰?
2015/01/15
Abstract
保険テクノロジー業界では、ベンダーの合併や買収、戦略的投資が増加しつつあります。M&Aを行うことでソリューションの品揃えを拡大できるというベンダーのメリットと、より多くのデータとそれを分析するより高度なテクノロジーを求めて止まない保険会社のニーズがその流れを後押ししています。このレポートでは、過去4年間に行われた注目すべき30件のM&A取引を独自にリストアップして掲載しています。
この2年間は注目すべき取引の件数が増加傾向にありました。
「M&A取引は、生命保険業界よりも損害保険業界でより活発に行われています。多くのM&A取引では、保険金請求プロセスや保険金請求データ処理業務を扱うテクノロジーベンダーが対象となっていましたが、販売や引受、保険料設定業務に携わるテクノロジーベンダーを対象としたM&Aもそれなりの件数に上りました。保険テクノロジー業界における買収・合併や、同業界への戦略的投資は当面続く見込みです。プライベート・エクイティ企業がこのセクターへの投資に関心を寄せていることに加え、保険会社向けにテクノロジーを提供する上場ベンダーの業績もよいことから、M&Aはさらに増加するでしょう」と、セレント保険グループのディレクターでレポートを執筆したドナルド・ライトは述べています。
本レポートは24p、6表と1図で構成されています。