2012年 北米の8つのベンダーが手がける保険イラストレーションシステム
Abstract
セレントが前回、保険イラストレーション関連のレポートを発行した2004年以来、イラストレーションシステムはより成熟したものになってきました。イラストレーションの作成、モバイルデバイスの利用、ユーザーレベルの設定、POSや新規契約システムとの包括的な統合などがより重視されるようになり、それに合わせてベンダーが手がけるイラストレーションシステムの機能も変化しています。
生命保険商品を販売する際はイラストレーションを提示するよう法律で厳しく義務付けられています。イラストレーションシステムの機能がより発展し、イラストレーションは今や単なる保険証書の作成ツールではありません。イラストレーションは保険プロデューサーの利便性を高め、生命保険商品の販売効率化を図る上で重要なカギとなっています。セレントの最新レポート「2012年 北米の8つのベンダーが手がけるイラストレーションシステム」はベンダーが手がける最新のイラストレーションシステムを取り上げ、それらの機能にみられる10の主なトレンドを明らかにしています。
「最新のイラストレーションシステムが相次いで投入されており、保険会社はこれらを活用することで、新規契約手続きの効率化とコスト削減を実現しています」と、セレント保険グループのアナリストでレポートを執筆したカレン・モンクスは述べています。
現在市場に投入されているイラストレーションシステムの中には契約管理、ニーズ分析、イラストレーション、電子申請といった新規契約に関する機能と連携しているものもあります。ベンダーのシステムには、保険料と保険価格の計算機能が必ず組み入れられるようになっています。これらのシステムは今やマーケティング、新規契約手続き、モバイルテクノロジー、コンプライアンスといった複数のツールの役割を兼ね備えており、保険会社全体に大きな投資効果をもたらしています。
レポートでは、北米でイラストレーションシステムを販売しているベンダーのうち7社については詳細な特性を、1社については一部の特性を紹介しています。ここで取り上げたベンダーはアクセンチュア、illustrate inc.、iPipeline、LPS Group、Novinsoft、StoneRiver、WELISおよびInsurance Technologiesの8社です。