英保険会社CIOによる2011年の業界展望
Abstract
英国の保険会社にとって、業績拡大と新規制への準拠が最大のビジネス課題となっています。
世界中を襲った景気後退は、その深刻さだけでなく突発性も大きな特徴といえるでしょう。英国の年間GDP成長率は、わずか1年足らずでプラス2.7%弱からマイナス4.9%に急落しました。その後、英国株式会社は厳しい事業環境に置かれ、保険会社も対応を迫られました。景気後退の暗い影が薄れつつある今、保険会社は楽観姿勢に転じ、2011年は損保・生保の両分野で業績拡大を目指しています。
セレントは最新レポート「英保険会社CIOによる2011年の業界展望」で、英保険会社のIT計画とその優先順位について取り上げています。今年に入り保険業界は勢いを取り戻しており、業績拡大を目標に掲げています。
「保険会社が景気後退から得た教訓を1つ挙げるとすると、システム運営においては敏捷性と柔軟性がいかに重要かという点でしょう。これは、予想外の業務環境に迅速に対応するために不可欠な要素です。従って、引受けや商品設定をはじめとする基幹システムへの投資が引き続き計画されているのは当然といえるでしょう」と、セレント保険グループのシニアバイスプレジデントで今回レポートを執筆したキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。
レポートでは、2011年の市場を取り巻く最新のビジネストレンドを詳しく紹介し、それらがIT投資に及ぼす影響について説明しています。また、英保険会社が直面する主なビジネス課題のほか、IT投資計画や優先順位を明らかにしています。予算・IT投資の詳細、アウトソーシングの利用状況、最新テクノロジーに対する関心度についても解説しています。
本レポートで取り上げた市場トレンドやデータは、セレントの業界関係者への継続的な取材、特に、保険会社18社のCIOを対象に2010年末から2011年初めにかけて行った詳細な調査の結果に基づいています。
このレポートは16図1表を含む32ページで構成されています。