未来のフロント・オフィス: バイサイドの視点から
2021/05/04
セレント主催「2021 Innovation & Insight」におけるバイサイド分科会セッションの概要
Abstract
セレント主催による独自のラウンドテーブル・セッションに参加したバイサイドの経営幹部によると、バイサイドのフロントオフィスではテクノロジー主導の変革が加速しつつある。主な事例は、データに精通したトレーダーのニーズ拡大をはじめ、ワークフローの最適化を重視する動きなど、多岐にわたっている。
今回の議論の舞台となった「Innovation & Insight」でのバイサイド分科会セッションにはビジネス部門とテクノロジー部門の経営幹部がともに参加し、バイサイドのフロントオフィスの未来を決めるトレンドについて意見を交わした。同セッションではチャタムハウスルールが採用され、セレントのキャピタルマーケッツ・リサーチチームが司会を務めた。バイサイドのフロントオフィスに影響を及ぼす複数のテーマが議題となったが、その一部は以下のとおりである。
・データおよびアナリティクスの重要度が増すことによる影響
・ポートフォリオ管理とトレーディングに共通する機能
・人工知能(AI)やブロックチェーンなどの新興テクノロジーがもたらすディスラプション
本レポートでは、ラウンドテーブル・セッションの概要を示すにあたり具体名は記載していない。