日本の保険業界におけるIT 投資動向:2010 年
2010/05/14
孔慶順
Abstract
(このレポートは2010年3月9日に日本語で発表されましたが、英語版を"IT Spending Trends in the Japanese Insurance Industry: 2010"というタイトルで2010年5月17日に発行しました。)
日本の保険市場規模は、経済上の様々な要因を受け、徐々に縮小しています。しかし、そのような中でも、日本の保険業界におけるIT投資額は、当面の間緩やかな成長を維持していくと、セレントでは予測しています。
セレントの最新レポート「日本の保険業界におけるIT投資動向:2010年」では、日本の保険業界のトレンドを踏まえながら、日本の保険業界におけるIT投資動向について分析しています。日本の保険業界におけるIT投資額は2013年3月期には8,162億円までに達し、2009年3月期から2013年3月期までのCAGR(年平均成長率)は1.9%になるとセレントでは予測しています。
出典:セレント
「日本の保険業界は、人口構成の変化と経済の停滞という厳しい状況に直面しています。しかし、保険会社各社は今後も成長を維持するためにも、引き続き戦略的なIT投資を行っていく必要があります」とセレントのアジアグループのアナリストで、本レポートの執筆者である孔慶順は述べています。
本レポートは、日本の保険業界における市場トレンドおよびITトレンドについても詳しく分析しており、保険会社とベンダーに向けた今後の戦略に関する提案で締めくくっています。
本レポートは15図および5表を含む28ページで構成されています。