2011年北米の保険契約管理システム:企業向け損害保険
2011/09/14
ベンジャミン・モアランド
Abstract
企業向け保険の契約管理システムを手がけるベンダーのうち、2011年にテクノロジー、機能、顧客およびサービスの各カテゴリーで高く評価されるのはどのベンダーでしょうか。優れたベンダーに授与されるセレントの「XCelentアワード」は、その答えとなるでしょう。
最新レポート「2011年北米の保険契約管理システム:企業向け損害保険」は50の保険契約管理システムを取り上げ、このうち33については詳しい機能・特性を、残りの17つについてはその概要を紹介しています。XCelentアワードはテクノロジー、機能、顧客基盤、サービスの4つのカテゴリーに分かれており、それぞれ2社にアワードが授与されました。
レポートではアワードの紹介とソリューションの特徴に加え、保険契約管理システムの基本的なライフサイクルとそれをサポートする機能について、指標となる11の最先端機能を解説しています。
「ほぼ全てのベンダーがここ2年間に多額の投資を行い、システムの特性、機能、可用性、統合方法のアップグレードを進めてきました。フレームワークや言語も最新のものにアップグレードされており、古いプラットフォーム上で動作するソリューションはほとんど見られなくなっています」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを共同執筆したドナルド・ライトは述べています。
「商品設定、ルール、文書管理の機能やユーザーインターフェースにも改善がみられるものの、本格的なワークフローやプロセスの設計はあまり進んでいません。全体として、これらの分野の進化は、エンドユーザーの利便性やパーソナライズ機能の改善に追い付いていないといえるでしょう」とベン・モアランドは述べています。