COVID-19がもたらした未知の領域への対応 Part 1:3つのフレームワーク
2020/04/13
Part 1: Framework
Abstract
新型コロナウイルスのパンデミックがもたらしたインパクトは、いまだ全容がつかめていない。世界は、経済的および政治的な不確実性が幅広い影響を及ぼす新たな時代に入りつつある。消費者や企業の行動は、デジタルエンゲージメントや第三者による財務指導を含む多くの面で恒久的に変化するとみられる。
パンデミック直後のショックとその余波を受け、金融機関は長期の戦略的目標の見直しを余儀なくされており、一部の事業の縮小と同時に他の事業の加速も検討している。さらに、ビジネスおよび業務モデルを厳しく点検する必要にも迫られている。
金融機関による新型ウイルス対策をサポートするため、セレントのバンキングチームは以下の3つのフレームワークを考案した:
- シナリオ(重大性)
- 分野(ビジネスモデル、業務モデル、IT投資計画)と各々のドライバー
- 影響/対策のタイムライン
これらのフレームワークは手引きとなるものでない。将来何が起きるかを知るすべはないからだ。これらを策定した目的は、金融機関が各分野について検討する際の指針を示すことにある。セレントは、パンデミック前の予想から変化する可能性のあるものについて考察している。
セレントの顧客である金融機関およびIT企業への取材に加え、長年にわたり景気サイクルや危機発生時のITトレンドを見続けてきた我々の経験に基づいて、各フレームワークにおけるパンデミックの影響をリストアップしている。
(詳しい情報は、セレント北川俊来TKitagawa@celent.comまでお問合せください)