自社開発か購入か:保険会社向けシステムの現状 2015年
2015/05/10
Abstract
保険会社は、様々な方法で業務を拡大してきました。その多くはシステムの合理化を進めており、保険のコアシステムの近代化や入れ替えを検討する際に難しい課題に直面しています。中でも、システムを自社開発するか、既製品を購入するかは各社が繰り返し検証する課題となっています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 保険会社はフロントエンドのシステムについて、自社開発と購入のどちらを選択する傾向があるか? |
2 |
バックエンドのコアシステムは最近どのような進化を見せているか? |
3 | 保険会社は顧客エンゲージメントの向上にどのような対策を講じているか? |
本レポートは2014年10-12月期に行った調査の結果をまとめています。
「大多数の保険会社は、プロデューサーおよび保険契約者向けポータルを自社開発しています。過去数年間に、ベンダーから既製のポータルコンポーネントを購入した保険会社は減少する一方、開発パートナーとこれらのコンポーネントを共同開発することを決めた保険会社の割合は増えているとみられます」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
レポートでは、「自社開発」対「既製品購入」の議論の背景を説明し、このテーマをめぐる2015年の調査結果を示しています。また、2011年に実施した調査の結果との比較も行っています。
レポートには9つの図と5つの表が掲載されています。