2015年 独立型ビリングシステムベンダー:北米損保
2015/04/22
マイク・フィッツジェラルド モハメッド・マハフーズ
Vendor Review — North America
Abstract
損害保険のビリング部門は、バックオフィス業務の最も「バック」に位置する機能という従来の役割を脱しつつあります。保険会社は、ビリングが財務業務および顧客や販売会社との関係構築において果たす役割の重要性を認識し始めています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 北米における独立型ビリングシステム市場の現状は? |
2 |
保険会社が差別化を図るためにはどの商品・サービスを評価すべきか? |
3 | 実績があるソリューション、新興ソリューションはどれか? |
セレントは独立型ビリングシステム市場について調査してきましたが、今回はこれまでとは違って同システムの導入件数が減少している現状が明らかになりました。
「保険会社は、既存のビリングシステムでは今日の消費者や企業、そして何よりも提携販売会社のサービスに対するニーズの高まりに応えきれないことを認識しています。顧客経験の向上に取り組む際、ビリングを重視するケースが多くなっています。その解決方法として独立型システムを導入するケースも見られますが、中小の保険会社の間では保険契約とビリングを組み合わせたパッケージソリューションを検討する動きが広がっています」とシニアアナリストのマイク・フィッツジェラルドは述べています。
レポートではベンダー8社を取り上げ、全体のシステム機能、顧客基盤、サポート対象の業務分野、テクノロジー、導入方法、価格、サポート体制を説明しています。中でも4つのソリューションについては詳しい特徴を明らかにし、製品に対するセレントの見解、ソリューションを導入した顧客から得た情報も紹介しています。