アジア・モデルインシュアラー2017:保険におけるテクノロジー有効利用に関するケーススタディ
2017/05/29
ウェンリ・ユアン
Abstract
今年で7回目となる本レポートでは、17のテクノロジープロジェクトについて簡単に紹介し、そのビジネスドライバー、テクノロジー環境、プロジェクト実行の詳細、定量的な成功指標を明らかにしています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 保険会社のあらゆる業務プロセスを最新のテクノロジーで最適化すると? |
2 |
保険ITプロジェクトのベストプラクティスと測定可能なビジネス成果とは? |
3 | 受賞プロジェクトから何を学べるか? |
2016年を通じて募ったプロジェクトの中から、「デジタル」「データアナリティクス」「レガシーのトランスフォーメーション」といったカテゴリー別に、保険会社が商品および保険契約者のライフサイクルを通じた課題やITインフラおよび管理をめぐる課題にいかに取り組んでいるかを評価し、モデルインシュアラーの受賞者を選出しました。選出過程で浮かび上がったITプロジェクトの成功に欠かせない共通のベストプラクティスとして、業界標準の採用、インフラの最適化、将来の再利用計画、自動化、ストレート・スルー・プロセッシング、システム統合が挙げられます。
「保険会社はデジタルの利用、アナリティクス、イノベーション、レガシーのトランスフォーメーションを通じて競争優位に立つことを目指しています。これらのテーマとプロジェクト実行のベストプラクティスを判断基準にし、モデルインシュアラーを選出しました」とアジア金融サービスプラクティスのシニア・アナリスト、ウェンリ・ユアンは述べています。