2020-2021 個人向け融資のグローバル・トップトレンド
2020/07/19
新型コロナウイルスの感染拡大でビジネス/テクノロジー戦略のより迅速な転換が必須に
Key research questions
- 向こう1~2年の個人向け融資市場の動向に影響を及ぼすとみられる産業、経済およびテクノロジーのトレンドとは?その影響とは?
- 世界的・地域的な市況の変化に対応するため、金融機関は既存のビジネス戦略をいかに変えるべきか?
- ビジネス戦略に沿ったテクノロジープロジェクトを事業の運営、拡大、転換へといかにシフトすべきか?
Abstract
セレントは最新レポート「2020-2021年 個人向け融資のグローバル・トップトレンド:新型コロナウイルスの感染拡大でビジネス/テクノロジー戦略の迅速な転換が必須に」で、個人向け融資市場は底堅かった需要が減退して融資残高が減少に向かう転換点に差し掛かっており、激化する顧客争奪戦を勝ち抜くためにはビジネス/テクノロジー戦略の転換が必須になっているとの見方を示した。レポートでは、新型コロナウイルスが世界の融資市場に与えた影響と金融機関や個人向け融資業者が打ち出すべき対策を分析している。
世界の個人向け融資業界は、長年にわたり概ね高い成長性と収益性を維持してきた。世界のほとんどの地域でここ10年間は経済成長率がプラスで推移し、特に米国は近代経済史上で最長となる11年間にわたりプラス成長を維持している。この結果、伝統的な金融機関によるIT投資が加速する一方、金融機関とビッグテックの協調的競争やフィンテック企業との競合も生まれている。
本レポートでは、ビジネス市場や融資業界のトレンドが金融機関のビジネス戦略の主な決定要因になるとの論理に基づいて分析している。それらのビジネス戦略に沿ってテクノロジープロジェクトを選定し、プロジェクトの資金調達および遂行の優先順位を決定する流れとなる。
レポートの論点:
- 世界的なビジネスの成長と変革を促す融資市場のトレンド
- 今後1~2年間の世界の各地域に特有な融資市場のトレンドと景気後退入りの可能性
- 成長戦略とリスク方針を変革するためには急成長戦略から危機管理計画との混合モデルへのシフトが不可欠
- ビジネス戦略に沿ったテクノロジープロジェクトを、いかにして事業の運営、拡大、転換へとシフトすべきか
2020年初めの重要テーマは「現行の景気サイクルは過去に例がないほど長期化し、あと数年は続くのか?」というものだったが、今や「新型コロナウイルスの影響で景気後退入りは早まるのか?その場合、どのような対策を講じるべきか?」に関心が移っている。
(詳しい情報は、セレント北川俊来TKitagawa@celent.comまでお問合せください)