米国のフィナンシャルアドバイザーによるモバイル/ソーシャル/オンラインツールの導入状況
2015/11/10
イザベラ・フォンセカ
Abstract
テクノロジーの導入状況が顧客層によってどのように違うか、サービス提供手段としてどのようなテクノロジーがどの程度利用され、受け入れられているか、など様々な視点から調査しました。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | ファイナンシャルアドバイザーにとって、デジタルとは何か? |
2 |
ファイナンシャルアドバイザーの顧客対応にデジタルテクノロジーはどのように役立てられるか? |
3 | ファイナンシャルアドバイザーのデジタル化は現在どの程度まで進み、またどのように進展してきたか? |
データを分析することによって、ファイナンシャルアドバイザーのデモグラフィクス、その顧客基盤の構成、およびウェルスマネジメント・アドバイザリー業界全体におけるデジタルテクノロジーの導入と実用化のスピードについて、より深く理解し、回答をさらに分析し、以下の事項について結果を得ました。
- 年齢、性別、実務経験別に見た、ファイナンシャルアドバイザーのテクノロジー能力
- アドバイザーとしての経験年数と、顧客の資産階層別に見た、利用されるテクノロジーツールの種類
- 顧客の各世代でよく利用されるテクノロジーツールは何か
- 平均的な資産規模と利用されるオンラインコラボレーションツールの関係
「デジタルテクノロジーは、ウェルスマネジメント事業にダイナミズムを与えていますが、一方、ファイナンシャルアドバイザーとウェルスマネジメント会社は、テクノロジー導入のスピードに取り残されることのないようにするという課題に直面しています」と、セレントのウェルスマネジメントプラクティスのリサーチ・ディレクターで、本レポートの共同執筆者であるイザベラ・フォンセカは述べています。
「顧客はファイナンシャルアドバイザーとのやり取りでさまざまなツールを組み合わせたいと考えるようになり、それに対応すべくデジタルの導入が進んでいます。今後、CRM、ファイナンシャルプランニング、文書管理、フォーム入力テクノロジー、電子署名、顧客レポートなどのテクノロジー導入が拡大するでしょう」と、セレントのウェルスマネジメントプラクティスのアナリストで、本レポートの共同執筆者であるアシュレイ・グローバーマンは述べています。