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社内外データの可視化でイギリス暴動に対処した英AXA社のケーススタディ

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2012/11/15

A Case Study of Combining Internal and External Data to Respond to a Catastrophe

Abstract


このケーススタディは、2011年に英国の各都市で相次いで暴動が発生した際、英国アクサがデータの活用を通じてこれらが引き起こした数々の問題を解決した過程を検証しています。

暴動のような大惨事は予測不能ですが、幸いにも英国内で発生することは稀です。人は危機が起こった際にはそれに対応することはできますが、前もって、危機によってもたらされる個々の問題一つ一つに準備しておくということはできません。しかし、リアルタイムでデータを取得・利用できる能力が保険業界に変化をもたらしています。保険会社が顧客やステークホルダーに優れたサービスを提供できるかどうかは、無限のデータソースから、データを集積し、ビジュアル化できるかにかかっています。

セレントの最新レポート「社内外データの可視化でイギリス暴動に対処した英AXA社のケーススタディ」は、英国AXA社が顧客サービスを維持し、株主を守るために何を行ったかを検証しています。具体的に言うと、同社は既存顧客に高レベルなサービスを提供しただけでなく、早い段階からエクスポージャー総額を把握した上で、1886年の騒擾取締法に基づき自社の損失に対する政府負担額を明確に割り出していました。

「同社では社員が必要な時に必要なデータにアクセスでき、しかもそれらが理解しやすい形でビジュアル化されているため、担当者は正しい理解と必要なビジョンを持って危機に対応することができたのです」と、セレント保険グループのアナリストでレポートを執筆したクレイグ・ビーディーは述べています。

英国の暴動に対する同社の対応で注目すべき点は、コミュニケーションです。コミュニケーションによって、具体的にはMapflowを使って、必要な時に必要な人にデータを提供する一方、 顧客と同社の双方にメリットをもたらすシナリオを想定し、最終的にはこの難局で被害を受けた顧客をうまくサポートしました。

本レポートは19p、5図と3表で構成されています。