Web 2.0を活かす:欧州保険会社の効果的戦略
2009/06/17
Abstract
Web2.0はテクノロジーとして認識されるケースが多いですが、セレントはこれを「考え方」と捉えています。Web2.0は移動性の向上、情報フローの高速化、開放性の拡大に対するニーズと協調性やコミュニティに対する信頼が統合したものです。
セレントの最新レポート「Web2.0を活かす:欧州保険会社の効果的戦略」はWeb2.0の構成要素を見直し、サポートするテクノロジーは何かを明確にしました。また、現時点での保険会社によるWeb2.0の導入状況を分析し、保険会社がWeb2.0関連プロジェクトのもたらすメリットをどのように評価しているかを明らかにしています。
出典:セレント
「Web2.0の考え方は販売、新規顧客獲得、管理といったコア業務だけでなく、人事などの重要なサポート業務にも影響を及ぼします。国際的なレベル(世界)でオープン環境(ウェブ)を構築するためにWeb2.0が果たした役割を、保険会社は会社レベル(社内組織)の閉鎖された環境(自社のイントラネット)下で再現しようとしています。」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
本レポートでは、欧州の保険会社が進めているWeb2.0関連プロジェクトに焦点を当てています。具体的には、これらのプロジェクトを①オンライン販売ポータル②ソーシャル・ネットワークおよびコミュニティ③引受けの3つに分類し、最終項では、Web2.0関連プロジェクトおよび戦略をいかに活かすべきか、そして近い将来、保険会社に求められるのはどのようなプロジェクトかを考察しています。
本レポートは8図と6表を含む30ページで構成されています。