フランスの保険会社CIOによる2011年の業界展望
2011/02/03
Abstract
2008年の金融危機発生当初から、フランスの保険市場は厳しい状況に置かれてきました。2010年に各社が対策を打ち出した結果、ようやく難局を乗り切ることができました。
セレントは最新レポート「フランスの保険会社CIOによる2011年の業界展望」で、フランスの保険会社のCIOを対象に2011年の見通しについて調査しました。このシリーズのレポートは今回で2回目となるもので、業務上の課題、IT予算、投資の優先分野、その他のテーマがこの1年間でどのように変化したかを示すことを目的としています。
出典:セレント
「保険会社がマスマーケット向けの低価格商品を投入して業績拡大を追い求め、コンバインド・レシオの低迷を運用益でカバーしていた時代は終わりました。フランスの保険会社の間では近い将来、中核業務でのシナジー効果やコスト削減を目指して、業務提携を強める動きが広がるでしょう」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレポートを共同執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
本レポートは、セレントが業界関係者への継続的な取材を通じて把握した実勢、特に、2010年末から2011年初めにかけて、フランスの保険会社15社のCIOを対象に行った取材の結果をもとに市場トレンドを分析しました。各社の2011年のIT投資計画と優先順位、予算の内訳、アウトソーシングの利用状況、IT投資が集中している分野、ソルベンシー?への準備状況についても論じています。
このレポートは22図2表を含む34ページで構成されています。