2014年 保険会社向けITサービスベンダーソリューション:中南米版
2014/12/04
Abstract
セレントは、中南米地域の保険会社向けITサービスベンダー9社の最新動向を分析し、本レポートにまとめました。
保険業界において、ITサービスベンダーはもはや必要不可欠な存在です。社内に専門性の高いITチームを抱えて自立したシステム運用を実現している保険会社でも、ITベンダーと連携した経験を有しています。ITサービスベンダーの規模、提供サービス、専門分野は多岐にわたるため、包括的な保険会社向けITサービスベンダーガイドを作成するのは容易ではありません。
そこで、セレントは保険会社向けITサービスベンダー全てを網羅するものではありませんが、保険会社が現在利用可能な幅広いベンダーやソリューション機能を取り上げたガイドを作成しました。このレポートのシリーズとして、アジア太平洋地域版、北米版、EMEA版があります。
ベンダーを以下の主要サービスごとに分類しました。
- カスタム開発
- メンテナンス
- パッケージ導入
- 地域/専門分野別コンサルティング
- 戦略コンサルティング
- デジタル化コンサルティング
- イノベーションコンサルティング
- テスティング、
- インフラおよび管理
- クラウド/SaaS 運用および管理
- アーキテクチャデザイン
- ビジネスプロセスアウトソーシング
- システムおよびデータ統合
一つのベンダーが全てを網羅することはありませんが、本レポートで紹介したベンダーは以上のうち1つないし複数のサービスを南米において提供中しています。
「テクノロジー関連ビジネスは、その経験と顧客ベースの深さを理由に、大規模コンサルティング会社やグローバル規模のサービスプロバイダーに流れる傾向があります」とセレント保険グループのシニアアナリストでレポートを共同執筆したニコラス・ミシェロッドは述べています。
「ITスタッフの外注やコスト削減だけにとどまらない関係をITベンダーとの間に構築することができれば成功でしょう。長期間にわたる、政略的な取り組みにおいて、ベンダーの新しい得意分野を活用し、専門知識をビジネスに生かすことが、真のパートナーシップと言えます」と保険プラクティスのシニア・アナリスト、ホアン・マツィーニは述べています。