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生命保険業界におけるeビジネス: 2007年以降のトレンド

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2007/10/30

Abstract


2004年以降保険契約の電子申請は急速に拡大していますが、新規契約全体に占める割合はなお半分以下にとどまっています。

2004年に発行した生命保険業界におけるeビジネスのトレンドに関するレポートでは、2007年に向けての10のトレンドを明らかにしました。今回のレポートでは、20社を超える生命保険会社の幹部を対象に行った最新の調査データをもとに、新たに2010年に向けた展望を示しています。

「全体的にみて、2004年当時に予測した通りになっています。強いていえば、我々は電子申請件数の伸びを過小評価していました。今回の調査では、60%を超える回答者が新規申請件数のうち4分の1以上が電子申請によるものと答えています。電子申請件数が全体に占める比率は、2004年時点の2倍以上になっています」とセレント保険プラクティスのマネージング・ディレクターでレポートの共同執筆者マシュー・ジョセフォウィッツは述べています。

「生命保険各社は保険契約者向けポータルサイトへの投資も重要視しており、現時点でこうしたサイトを開設していない場合でも、大半が今後の開設を計画しています。ただ、保険契約者向けポータルサイトの競争力を維持するためには、機能のレベルをさらに上げる必要があるでしょう」とシニアアナリストでレポートの共同執筆者のジェフ・ゴールドバーグはコメントしています。

2010年にかけては、以下のような展開を予測します。:

  • AJAXや次世代のWebテクノロジーをベースにしたより高度なインターフェースが構築される。

  • オンライン申請を利用する新規顧客の割合が着実に上昇する。

  • 保険契約者向けポータルサイトの普及がさらに進む。

  • 定期生命保険や個人医療保険のオンライン見積りや販売のユビキタス化が進み、全ての商品に関するニーズ分析や商品ガイドツールが普及する。

  • オンラインマーケティング関連投資額は少なくとも50%増加し、検索エンジンの最適化に向けた投資もさらに増加する。

全31ページのレポートには、調査データの分析結果を示す21図を掲載しています。

また、本レポートの損害保険版「損害保険業界におけるeビジネス:2007年以降の10のトレンド」は2007年9月に発行されています。