ウクライナの保険市場とITの概要
2008/02/14
Abstract
ウクライナの保険市場はさらに変化を続け、保険会社のIT投資額は今後3年間で60%以上拡大するとみられます。
セレントの最新レポート「ウクライナの保険市場とITの概要」は同市場の主な原動力を明らかにし、保険会社が課題を克服する上でITをどのように位置づけるべきかを論じています。旧ソビエト連邦の崩壊以降、ウクライナは急速な変化を遂げてきました。経済の急成長を受け、海外からの関心も高まっています。保険会社のIT投資は低水準にありますが、ここにきて保険市場でのM&Aが活発化していることから、今後はIT投資が拡大する可能性があります。
ITプロバイダーは柔軟性の高いソリューションの提供に加え、テクノロジーだけでなくビジネスプロセスの再構築といったITの組織面においてもコンサルティング・プロジェクトを主導できる能力を示すことが求められるでしょう。
セレントは、同市場のIT投資額は近い将来に急速に拡大すると予想しています。損害保険セクターのIT投資額は過去最高の伸び率をさらに更新する見通しですが、生命保険セクターのIT投資額が大幅に伸びるためには今後3年間の大型IT投資が必要となるでしょう。
「ウクライナは、旧ソ連邦の独立国の中で最も潜在性の高い国の1つであることは間違いありません」と述べるのはレポートの執筆者でシニアアナリストのニコラス・ミシェロドです。
本レポートではウクライナの保険市場の規模と構造を詳しく分析し、主要なITトレンドを明らかにしています。
24ページから成るレポートには11図と3表が掲載されています。